アプリのラフスケッチをコードに変換する「Ink To Code」、Microsoft Garageから

Microsoftのインキュベータープロジェクト「Microsoft Garage」から、アプリのワイヤーフレームスケッチをVisual Studioのコードに変換するUWPアプリ「Ink To Code」が北米で公開された。

» 2018年01月29日 08時32分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは1月25日(現地時間)、アプリやアプリの新機能アイデアのラフスケッチを基本的なコードに変換するUWPアプリ「Ink To Code」を北米で公開したと発表した。同社の技術インキュベータープロジェクト「Microsoft Garage」の産物だ。

 ink 1 Microsoft Storeの「Ink To Code」

 アプリのラフスケッチをワイヤフレームで描き、それをVisual Studioにエクスポートすると、UWPおよびAndroidアプリのプロトタイプの土台を作成できるという。AIと「Windows Ink」を採用することで実現した。

 ink 2 Ink To Codeのスクリーンショット

 Microsoft Garageのインターンチームの発案を、Xamarinのチームがサポートして実現した。

 ひらめいたアイデアをナプキンに走り書きしたり、ホワイトボードでのブレインストーミングで描いたラフスケッチからコードを起こす手間が省けるとしている。

 Ink to Codeは、ラベルやボタンなどのアプリの基本エレメントをVisual Studioのコードに変換する。アプリ全体をそのままコードに変換できるわけではないが、アプリの土台は作れる。チームでのブレインストーミングでも使えそうだ。

 北米以外での公開予定は未定だが、開発者からのフィードバックを基に改善していくとしている。

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