Flash Playerの臨時アップデート公開、未解決だった脆弱性に対処

「Flash Player 28.0.0.161」では、標的型攻撃に利用されていた脆弱性を含め、2件の重大な脆弱性を修正した。

» 2018年02月07日 09時10分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 Adobe Flash Playerの未解決の脆弱性を突く攻撃が伝えられた問題で、米Adobe Systemsは2月6日、臨時セキュリティアップデートを公開してこの脆弱性に対処した。

 Adobeのセキュリティ情報によると、最新版となる「Flash Player 28.0.0.161」では、2件の重大な脆弱性を修正した。いずれも悪用されれば、リモートで攻撃コードを実行され、システムを制御される恐れがある。

 このうち「CVE-2018-4878」の脆弱性については、Windowsに対する標的型攻撃に利用されていたことが、2月1日の時点で判明。北朝鮮から韓国に対する攻撃とする説も指摘されていた

 最新版のFlash PlayerはWindows、Mac、Linux、Chrome OSに対応する。Linux以外では優先度「1」に指定され、できるだけ早く最新版に更新するよう呼び掛けている。

photo 最新版のFlash PlayerはWindows、Mac、Linux、Chrome OSに対応しており、Linux以外では優先度「1」に指定されている(出典:Adobe Systems)

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