米セキュリティ機関によると、脆弱性を悪用されればセンシティブな情報が流出する恐れもある。
米GoogleのWebブラウザ「Chrome 65」の安定版が公開され、Windows、Mac、Linux、Android向けに3月6日から配信されている。
Googleによると、デスクトップ向けの最新バージョンとなる「Chrome 65.0.3325.146」では、計45件のセキュリティ問題が修正された。
外部の研究者から報告された脆弱性は計27件が修正された。このうち9件は危険度が上から2番目に高い「高」に分類され、発見者には最高で5000ドルの賞金が贈呈されている。
米セキュリティ機関のNCCIC/US-CERTでは、これら脆弱性を悪用されればセンシティブな情報が流出する恐れもあるとして、ユーザーや管理者にアップデートの適用を促した。
一方、Android向けの「Chrome 65.0.3325.109」は、数週間以内にGoogle Playで提供を開始する。
次のバージョンの「Chrome 66」は4月17日に安定版を公開予定。同バージョンからは、SymantecのSSL/TLS証明書が段階的に無効になることから、GoogleではWebサイトの管理者に確認や対応を呼び掛けている。
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