SNSへの信用を揺るがす事件が起きたとはいえ、もはや習慣となってしまったSNS閲覧や投稿を、スパッとやめることは難しいかもしれません。特にFacebookは、メッセンジャー機能を仕事の連絡手段として活用する人も多く、アカウントを削除するのは現実的ではないでしょう。
私自身も普段から頻繁にFacebookを見る“SNS中毒者”であることは自覚していますが、今回の事件で「いったんFacebookと離れてみよう」という考えになったので、何を行ったのかをご紹介します。
サクッとアプリをアンインストールするのもアリだとは思いますが、まずは「起動しない」という方法で距離を置きたいと思います。Facebookアプリは、これまでホーム画面の“一等地”に置いていましたが、距離を置くため、まずは物理的にも距離を置きました。アプリアイコンをフォルダの奥におしやり、なるべく簡単に起動しないようにします。
特にFacebookのアプリは、起動しているだけでバッテリーを消費するといった課題もありました。アプリは常に終了させておくといいでしょう。
次に行ったのは、アプリへのアクセス許可設定の変更です。位置情報やマイク、カメラといった項目をオフにします。さらに位置情報は「許可しない」としました。もともと普段から位置情報を付けた投稿をしていないので、大きな問題にはならないと考えています。また、アプリのバックグラウンド更新もオフにしていいと思います。
また、先ほど紹介したコラムにも書いてありますが、インストール済みのアプリをチェックし、怪しいものや使っていないものを削除したり、「他の人が使用しているアプリ」で友達経由で出ていく自分の情報を制限することも有効でしょう。
通知があると思わず見にいってしまう――多分、これがSNSをダラダラと続けてしまう原因だと思います。私は今回、Facebookの通知を「バッジのみ」にしました。これで作業中にも通知バイブレーションに気を取られることはなくなるはず。時間があるときだけ、画面を見ればいいようにしましょう。
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