Facebook、フェイクニュース対策について説明 プロが監督した啓蒙動画や啓蒙広告など

Facebookがフェイクニュース対策の新たな3つの取り組みについて説明した。アカデミー賞受賞経験のある監督による啓蒙ショートフィルム作品の公開、ニュースフィードと紙広告でのキャンペーン、外部団体による問題研究の支援だ。

» 2018年05月24日 13時53分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookは5月23日(現地時間)、いわゆる「フェイクニュース」やスパムなどの不正確な情報の対策について説明した。

 同社はフェイクニュース関連の発表文を「Facing Facts」(事実に対峙する)というシリーズで公開していくようだ(別のシリーズに「Hard Questions」がある)。今回は、3つの取り組みを紹介した。

 まず、フェイクニュース対策にどう取り組んでいるかを説明する約12分のショートフィルム「Facing Facts」を公開した(記事末に転載)。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞受賞作品を手掛けた映画監督、モーガン・ネビルを監督に迎え、FacebookのNews Feedチームのフェイクニュース対策活動を数カ月かけて追った。

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 次は、ユーザーを啓蒙するキャンペーンの実施。フェイクニュースを判別するtipsを紹介する広告を、ニュースフィードのトップと印刷広告で掲載する。まず米国で実施し、掲載範囲を順次広げていく。

 3つ目は、4月に発表したFacebook上のコンテンツが社会に与える影響に関する研究を助けるイニシアチブの実施だ。外部の学術団体に匿名化ユーザーデータの提供などで協力していく。

Facing Facts HD

Facebookさんの投稿 2018年5月18日(金)

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