InstagramがYouTubeのような1時間までの長尺動画アプリ「IGTV」を公開した。YouTubeとの大きな違いは動画が縦位置全画面表示な点。YouTube同様に誰でもチャンネルを開設して投稿できる。
米Facebook傘下のInstagramは6月20日(現地時間)、1時間までの動画を投稿・視聴できる新しいiOSおよびAndroidアプリ「IGTV」を公開した。Android版は日本でも既にダウンロードできる。
IGTV(IGはInstaGramの意味。つまりInstagram TV)は、縦位置の全画面表示動画をひたすら視聴し続けられるアプリ。初期のInstagramのようにシンプルなUIで、起動すると全画面の動画再生が始まり、後は下からスワイプアップするとカルーセル状のお勧めの動画サムネイルが並ぶだけだ。Instagramと同じアカウントでログインすると、Instagramでフォローしているユーザーが「フォロー中」に表示される。
米Google傘下のYouTubeと同様に、自分でチャンネルを作り、動画をアップロードすることもできる。IGTV内で動画を制作することはできず、端末に用意した動画をアップロードすることになる。やはりYouTubeと同様に、ユーザーは気に入ったチャンネルを登録しておくことができる。
IGTVにアップロードされた動画は、Instagramにも表示される。Instagramではこれまで、1分以内の動画しか表示できなかったが、1時間までの動画も視聴できるようになる。
Instagramは企業ユーザーに対し、IGTVを活用することで、若者に対しより高いプレゼンスを獲得できると紹介した。同社によると、2021年までにはモバイルデータトラフィック全体の78%はモバイル動画になるという。立ち上げ段階ではIGTVには広告は表示されない。
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