ラスベガスという1つの街に多くのMicrosoft社員とパートナーが集ったことで、もう1つの新たな動きも起こった。それは、Microsoftのあらゆる分野の社員と、パートナーが交流する場が生まれたことだ。
これまでのパートナーカンファレンスでは、パートナーを担当する部門の社員だけが参加する形となっていたが、今回は社員総会と連動していたことで、あらゆる部門の社員が、パートナーと触れ合う機会を得た。しかも、“作る立場と売る立場”という関係を超えた形で連携する――といったことが行われたのだ。
7月17日夜に行われたジャパンパーティでは、日本マイクロソフトの社員と、日本のパートナーが1つの場に集まり、交流。ここには日本マイクロソフトでハイタッチセールスを行う業種別営業部門や、インサイドセールスを行う部門の社員、エンタープライズサービス、マーケティング、サポートの各部門の社員の他、人事・ファイナンスなどの管理部門など、社内のほぼ全ての部門の社員が参加。パートナーは、そうした社員とも交流を図った。
会期中には、これと同じ交流の場が、世界の各国のチームで設けられたのだ。これも、パートナーカンファレンスと社員総会が1つのイベントとして開催されたことによって生まれた成果だ。
今回のイベントで、Microsoftとパートナーとの新たな関係が確立されたのは明らかだ。これが、今後の日本マイクロソフトのビジネスにどんな影響を与えることになるのか。いずれにしろ、パートナービジネスが90%以上を占める日本マイクロソフトにとって、クラウド時代におけるビジネスを加速する体制を、より強固なものにしたのは確かなようだ。
Microsoft、2桁台の増収増益 Azureは89%増、Surfaceは25%増
もはやOSは収益源ではない Microsoftが目指す「脱」OSとは
AIを駆使したMicrosoftのインサイドセールス、その効果は
また歴史的イベントに幕 変わり続けるMicrosoftが目指す姿
AppleとMicrosoft、点字ディスプレイの統一USB規格で協力
Microsoftなど34社が「セキュリティ協定」、国家によるサイバー攻撃支援せずCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.