“2万2000人のMS社員×パートナー”の化学反応でクラウド時代のDXを加速 共創時代のパートナー戦略とはMicrosoft Focus(3/3 ページ)

» 2018年09月04日 13時00分 公開
[大河原克行ITmedia]
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部門を超えたMicrosoft社員とパートナーの交流で連携を深化

 ラスベガスという1つの街に多くのMicrosoft社員とパートナーが集ったことで、もう1つの新たな動きも起こった。それは、Microsoftのあらゆる分野の社員と、パートナーが交流する場が生まれたことだ。

 これまでのパートナーカンファレンスでは、パートナーを担当する部門の社員だけが参加する形となっていたが、今回は社員総会と連動していたことで、あらゆる部門の社員が、パートナーと触れ合う機会を得た。しかも、“作る立場と売る立場”という関係を超えた形で連携する――といったことが行われたのだ。

 7月17日夜に行われたジャパンパーティでは、日本マイクロソフトの社員と、日本のパートナーが1つの場に集まり、交流。ここには日本マイクロソフトでハイタッチセールスを行う業種別営業部門や、インサイドセールスを行う部門の社員、エンタープライズサービス、マーケティング、サポートの各部門の社員の他、人事・ファイナンスなどの管理部門など、社内のほぼ全ての部門の社員が参加。パートナーは、そうした社員とも交流を図った。

 会期中には、これと同じ交流の場が、世界の各国のチームで設けられたのだ。これも、パートナーカンファレンスと社員総会が1つのイベントとして開催されたことによって生まれた成果だ。

 今回のイベントで、Microsoftとパートナーとの新たな関係が確立されたのは明らかだ。これが、今後の日本マイクロソフトのビジネスにどんな影響を与えることになるのか。いずれにしろ、パートナービジネスが90%以上を占める日本マイクロソフトにとって、クラウド時代におけるビジネスを加速する体制を、より強固なものにしたのは確かなようだ。

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