AdobeがFlash PlayerとColdFusionのセキュリティアップデートを公開した。
米Adobe Systemsは9月11日、Flash PlayerのセキュリティアップデートをWindows、macOS、Linux、Chrome OS向けに公開した。
Adobeのセキュリティ情報によると、Flash Playerの更新版では1件の脆弱性に対処した。この問題を悪用されれば情報流出を引き起こす恐れがある。緊急度は3段階で上から2番目の「重要」、優先度はWindowsやmacOSで「2」、Linuxでは「3」に分類している。
この脆弱性は、Flash Playerの30.0.0.154までのバージョンに存在する。更新版となるバージョン31.0.0.108で問題が修正された。
米Microsoftが同日公開した月例セキュリティ更新プログラムには、Flash Playerの更新版も含まれており、Windows 10および8.1に搭載されたMicrosoft EdgeとInternet Explorer(IE)11では、Flash Playerも自動的に更新される。
また、米GoogleのChromeでもFlash Playerは自動更新される。Googleは同日、デスクトップ向けのChrome更新版となるバージョン69.0.3497.92を公開し、複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。
AdobeはFlash Playerのほかに、ColdFusionのセキュリティアップデートも公開し、9件の脆弱性を修正したことを明らかにした。このうち6件は緊急度が最も高い「クリティカル」に分類。優先度は「2」と位置付けている。
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