東京湾アクアラインの渋滞予測を30分単位で可視化――NEXCO東日本とNTTドコモ、「AI渋滞予知」を高精度化

NEXCO東日本とNTTドコモは、東京湾アクアライン上り線で実証実験中の「AI渋滞予知」をリニューアルし、30分単位で時間帯別の通過所要時間と交通需要の提供を開始した。実証を経て、本格導入と他路線への展開を図る。

» 2018年12月25日 11時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 東日本高速道路(NEXCO東日本)とNTTドコモは、東京湾アクアライン上り線(木更津JCTから川崎浮島JCT方面)で実証実験中の「AI渋滞予知」をリニューアルし、2018年12月22日から30分ごとの通過所要時間と交通需要(交通容量)の提供を開始した。

Photo リニューアルにより、アクアライン上り線の通過に要する予測所要時間と予測交通需要が高精度化し、可視化された

 AI渋滞予知は、NTTドコモが開発したAI技術で、NTTドコモの携帯電話ネットワークを利用して得られるリアルタイムの人口統計と、NEXCO東日本が保有する過去の渋滞実績、規制情報などを掛け合わせ、人口統計と渋滞の関係性を学習し、パターン化した「渋滞予知モデル」を用いて渋滞を予測する。その日の人口統計を考慮するため、天候やイベント開催などによる突発的な渋滞発生なども的確に予測できるという。

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