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» 2019年02月04日 08時00分 公開

「ウチの社員はITリテラシーが低すぎて、Windows 10の運用はムリ」 それって本当ですか?横河レンタ・リースの「Win10運用マスターへの道」(11)(2/3 ページ)

[松尾太輔,ITmedia]

初級編:「そもそも『Windows as a Service』って何?」

 まずは、移行の前提となるような疑問から取り上げていきましょう。

 「そもそも、Windows as a Serviceって何? Feature UpdateとかQuality Updateとか、Semi-Annual Channelとか、サポート期間とかよく分からない

 この連載を読んでいる方は、よくご理解いただいていると思いますが、Windows 10以前のOSは今までパッケージで販売されていました。それによりMicrosoftは、数年に1回のバージョンアップでしか新しい機能を提供できず、AppleやAndroidが起こした「スマートフォン」というトレンドに乗り遅れたと考えています。

 そのため、Windowsを販売せず、「サービス」として継続的な機能更新とともに提供するという方針が「Windows as a Service」です。詳しくは、以下の記事が参考になるでしょう。併せて、連載の第1回もお読みいただければと思います。

中級編:「大変なのは分かったけど、予算が下りない」

 さて、基本を押さえたら次はお金の問題です。このような相談も非常に多いです。

 「運用が変わって大変なことは分かった。しかし、これまでお金をかけていなかった運用にお金がかかると言われても、すぐには予算が出せない

 この連載では、クローニング運用の問題点から、容量が大きいアップデータのネットワーク負荷をどうするか、年2回のアップデートによる動作確認の工数をどうするか、といった技術上、そして運用上の課題を解決する方法をご紹介してきました。

 これらの記事で技術、そして運用上の課題は、おおむねカバーできたと考えています。この中には、当然お金がかかるものもありますし、「パイロット運用」などユーザーに負担がかかるものもあります。

 こうしたコストを負ってでも、移行プロジェクトを進めるためには、Windows 10の移行を単なる「PC入れ替えプロジェクト」として捉えるのではなく、継続的に全社で取り組むべき「生産性やセキュリティ向上のための仕組み作り」と捉えるべきだとお話ししました。

 ネットワーク帯域の問題については、「負荷が心配ならメディアで配れ」と上層部に言われて頑張っているというお客さまもいるようですが、正直なところ「そこ、頑張るところじゃないでしょ、もっとIT部門がやるべきことがあるでしょ」と言いたいくらいです。不毛な労力を使うのではなく、費用対効果を示して、きちんと説明しましょう。

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