スーパーマーケットチェーンのマルエツは、NECのRPAのソリューションを導入し、本部経理業務の交通費精算業務と会計システム入力業務を自動化した。
NECは2019年2月20日、関東地方にスーパーマーケットチェーンを展開するマルエツが、NECのスーパーマーケット向けRPA(Robotic Process Automation)ソリューションを導入し、本部の経理業務の交通費精算業務と会計システム入力業務を自動化したと発表した。
マルエツでは現在、店舗および本部業務の再設計を進めており、人がより付加価値の高い業務にシフトする「働き方改革」の取り組みとして、人手による作業の代替が可能な業務のRPA化を進めている。
今回、その一環として、本部で社員が申請した交通費を確認する業務と、会計システムへ登録する際に行う金融機関との照合などの一連の作業を自動化した。
今回の正式導入に先立ち、2018年4月から6月に行った実証実験では、従来、交通費精算業務と会計システム入力業務に200時間かかっていたところを20時間に短縮し、月間工数にして約9割を削減できたという。また、会計システム入力業務については、複雑な作業のために発生していた社員教育の負担軽減も実現した。
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