AIで配送計画を効率化 立案ロジックに熟練者の経験を反映――日立、「配送最適化サービス」を開始

日立製作所は、AIで配送計画の立案を自動化する「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」を開始。計画立案のロジックに熟練者の経験を反映させた独自のアルゴリズムを用いた分析により、短時間で効率的な配送計画を立案できる。

» 2019年03月04日 11時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 日立製作所(以下、日立)は2019年2月28日、AIやIoTを活用して、実効性の高い配送計画を立案する「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」を発表。2019年4月1日から、日本、中国、タイでサービス提供を開始する。価格は個別見積もり。

Photo 「Hitachi Digital Solution for Logistics/配送最適化サービス」を活用した配送業務フローのイメージ

 同サービスでは、従来、熟練者がさまざまな要件を考慮し、膨大な時間をかけて行っていた車両単位の配送先・配送日時の割り付けや配送ルートの策定といった配送計画を、AIを活用して自動化した。

 配送計画の立案には、納品日時、物流センターや拠点の位置、走行ルート、移動時間、渋滞情報、積み荷、滞店時間、トラックの車格(積載量や種類)、ドライバー条件などを考慮する必要がある。同サービスでは、これらのデータを変数化するとともに、熟練者の経験(トラック横付けスペースの利用順序決定、複数ある配送候補日の調整など)を取り入れた日立独自のアルゴリズムを用いたデータ分析により、効率的な配送計画を自動で立案する。

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