混雑緩和へ――韓国の空港、国内線の本人確認ゲートに富士通の手のひら静脈認証を導入

韓国の国内線全14空港に、富士通の手のひら静脈認証を活用した搭乗者確認システムが導入された。事前に手のひらの静脈と本人情報を登録することで、チェックイン後の搭乗者確認ゲートに手のひらをかざすだけで本人確認が可能になる。

» 2019年03月28日 11時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 Fujitsu Koreaと富士通は2019年3月27日、韓国空港が管轄する韓国国内線の全14空港に、手のひら静脈認証による本人確認システムを導入したと発表した。

 韓国では、国内線を利用する際、満14歳以上の利用者は、チェックイン後の手荷物検査場のゲート通過前に搭乗者確認が必要なため、これまでは空港係員に国民IDカードを提示していた。しかし、韓国国内線全14空港では、年間の利用者が約3200万人に上り、空港係員による目視での搭乗者確認に時間がかかり、混雑を招くことが課題となっていた。また、国民IDカード不携帯の人は搭乗できず、顧客サービス低下の要因の一つになっていた。

Photo 手のひら静脈認証が搭載されたゲート(左)と、利用シーン(右)

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