ハイブリッドクラウドの需要は続くも、オンプレミスも再評価 今後は“クラウド&オンプレ&ハイブリッド”を視野に――IDC調べ

ハイブリッドクラウドは、コストや運用管理の最適化、セキュリティ強化に加え、ITリソースを迅速に確保できる点が重視されていると判明。一方、オンプレミスの再評価も進んでいた。今後は、クラウド/オンプレミス/ハイブリッドクラウドの活用を念頭にデジタルトランスフォーメーション(DX)対応を進めるべきだという。

» 2019年04月25日 12時25分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 IDC Japanは2019年4月24日、「国内のハイブリッドクラウドインフラストラクチャの利用動向」に関する調査結果を発表した。

 同調査は、国内の企業・組織におけるITインフラ導入の意思決定やITインフラ導入のプロセスに関与する立場の人を対象に、2019年2月に実施し、349人から有効回答を得た。なお、同調査では、「ハイブリッドクラウド」を「複数のクラウドサービスやプライベートクラウドなどを連携し、統合的に運用管理すること」と定義している。

コストや運用管理の最適化、セキュリティ、ITリソースの迅速な確保が利点

 ハイブリッドクラウドの構築で重視する項目については、「ITインフラコストの最適化」「セキュリティの強化」「運用管理コストの最適化」「統合的な運用管理の実現」が上位に挙がり、セキュリティの強化に加えて、運用管理も含めたITインフラコストの最適化が重視されていることが分かった。

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