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» 2019年05月07日 07時00分 公開

半径300メートルのIT:「令和最初の仕事で、メールを開いた瞬間マルウェアに感染」を防ぐ、3つの呪文 (2/3)

[宮田健,ITmedia]

 また、「新元号のスタート」といった、人生の中でもそうそうないのような出来事に直面した人々が、普段よりもだまされやすくなってしまうのは仕方がありません。同じように、このタイミングでキャンペーンを打とうとしている企業側も、ユーザーに送るメールや投稿が、詐欺と区別できるようになっているか、気を付ける必要があるかもしれません。

 その意味では、例えば2024年(令和6年)に発行を予定している新しい日本銀行券に関しても、今から注意しておくといいかもしれません。財務省は「『現行の日本銀行券が使えなくなる』などをかたった詐欺行為(振り込め詐欺など)にご注意ください」という注意喚起を早くも公開しています。新札の発行は、とくに高齢者の方なら何度も体験している出来事のような気がしますが、それだけ、現代における詐欺のテクニックが向上しているということなのかもしれません。

photo 財務省が出した、新たな日本銀行券に関わる詐欺についての注意

うまい話はないし、極端な攻撃もない

 例えば、フィッシング詐欺やビジネスメール詐欺(BEC)など、ネット上で行われる詐欺は、いわゆるサイバー世界の中だけの話だと受け取られるかもしれません。しかし、リアル世界と同様の「詐欺」と基本的に同じだと認識した方が、対策はとりやすいでしょう。つまり、「世の中にそんなにうまい話はない」というひとことを頭に入れておくのです。

 ネット上での詐欺も電話や郵便物を使った詐欺と同様、警戒さえしていれば、取れる対応の手段は多いはずです。「このメソッドを100万円で買うだけで、ネット上で簡単にもうけられる」といった“うまい話”が、ある日突然あなたにだけ転がり込んでくることはありません。しかし最近は、社会経験の少ない学生さえそういった詐欺の対象になっていることが話題になりました。

 個人的には、「ネットでお金をもうけたいな」と考えているという方には、真鍋昌平氏の「闇金ウシジマくん(30〜33巻)」を読むことをお勧めしたいと思います。

 とはいえ、詐欺はいつ、どこから仕掛けられるか分かりません。知らないうちに誰かに狙いをつけられ、ある日突然巧妙なメールやテキストメッセージを送り付けられる可能性は誰にでもあります。そんなとき、読者の皆さんに覚えておいてほしい“呪文”があります。

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