狙われる経営幹部、標的はクラウドへシフト――Verizonが情報流出の実態について分析した年次報告書を発表

相手をだまして重要情報を提供させようとするソーシャルエンジニアリング攻撃では、経営幹部が標的にされる確率が前年までに比べて急増した。

» 2019年05月10日 12時15分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Verizonは2019年5月8日、情報流出の実態について分析した年次報告書を発表した。企業の経営幹部に狙いを定め、「ソーシャルエンジニアリング」の手口を使って重要情報を盗み出そうとする攻撃の増大に警鐘を鳴らしている。

Verizonが発表した情報流出の実態について分析した年次報告書(出典:Verizon)

 2019年版の報告書では、世界86カ国で発生したセキュリティインシデント4万1686件(データに対する不正アクセスや流出が確認された2013件を含む)を分析した。

 その結果、相手をだまして重要情報を提供させようとするソーシャルエンジニアリング攻撃では、経営幹部が標的にされる確率が前年までに比べて急増していることが分かった。

経営幹部が標的にされやすい理由とは

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