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» 2019年05月14日 08時00分 公開

半径300メートルのIT:「私たちは、なぜITを使うの?」と聞かれたら、答えられますか? (2/3)

[宮田健,ITmedia]

そして今回は“意志を持って”Apple Watch再チャレンジへ

  そして2019年4月、ちょうど前機種の延長保証が切れるというタイミングで、私は満を持して再びApple Watchを購入しました。前回失敗したものを再度購入するのは少々勇気がいりましたが、今回の狙いはアプリ利用でも、通知目的でもありません。それは“健康”です。

photo 毎日の「アクティビティ」がリングの形で表示されるため、「閉じてないリング」を見るともったいない気分になるというのがミソ

 いわれてみれば、Apple Watchが世に出てきた当初、さまざまなレビューで取り上げられていたのが、“センサーを持ったウェアラブルデバイス”という側面でした。常に身に着けているデバイスですので、内蔵されたセンサーでユーザーの心拍数や呼吸、高度などを常にセンシングし、運動量を計測できます。これにより、「今日1日でどのくらい歩いたか」といった歩数や距離、自分が上った階段の数もチェックできます。

 Apple Watchには、データとして日々の行動を記録するだけでなく、そのデータを使ってちょっとしたゲームのように「毎日決められた運動量をクリアさせる」という仕組みが用意されています。それが、Apple WatchとiOSで使えるアプリ「アクティビティ」です。

 アクティビティの機能は、自分の行動の内容を、運動で消費された1日分の消費カロリーである「ムーブ」、早歩き以上の運動を示す「エクササイズ」、そして1時間当たり1分以上体を動かした際に記録される「スタンド」という3つの指標で毎日記録するというものです。1日分の指標をクリアしたタイミングで通知が来るだけでなく、ドーナツ型のリングで自分の進捗(しんちょく)を確認できるので、あとどのくらいでその日の指標をクリアできるかが視覚的に分かります。

 iOSの場合は、これらの記録を毎日可視化してくれるだけでなく、ゲームの“トロフィー”のように、ある一定の実績をクリアするとバッジがもらえるというおまけも。もちろん、バッジといっても画面内に“絵”があるだけです。それでも、モチベーションを保つという意味では十分かもしれません。

photo ゴールに達成すると褒めてくれるのはうれしい

 ビジネスITの世界においては、ありとあらゆるソリューションや製品の宣伝が「○○の可視化が重要です」と述べています。セキュリティ製品の場合も、「まずは現状の可視化をしましょう」という説明があることが多いですよね。しかし、可視化した結果を“自分ごと”として捉えられなければ、その重要性は分かりません。そういった意味で、アクティビティの仕組みは「自分がいかに運動をしていなかったのか」をきれいに可視化してくれました。

 実は、2017年に購入したApple Watch Series1も、全く同じ機能を備えていましたが、当時の私は気付きませんでした。一体なぜだったのでしょうか?

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