データの活用やAIによって、小売業が大きく変わりつつある。具体的にどのように変わったのか、専門家に聞いた。
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Microsoftが、力を注いでいる領域の一つとしてリテール市場がある。2018年以降、MicrosoftはWalmart、GAP、Kroger、Walgreenなどとの戦略的パートナーシップを発表。デジタルプラットフォーマーとしての役割を果たしながら、リテール市場におけるデジタルトランスフォーメーションを強力に推進している。
Microsoft リテールインダストリー担当 グローバルインダストリーソリューションズディレクターのシシ・シュリダール(ShiSh Shridhar)氏は、「もともと小売業は、利益率が低い構造のため、新たなテクノロジーの採用が遅れていた。一方で、在庫や販売、顧客に関するさまざまなデータを蓄積している特徴がある」と小売業の状況を指摘する。
「デジタル化の流れの中で、データを活用して、競争力と効率性を高めることが、生存競争に打ち勝つ手段になると多くの企業が気付き始めた。そして、AIが小売業を変化させている実績も出始めている。ここ数年で、テクノロジーを活用する小売業が一気に増加し、デジタルに投資する企業が増えている」
実際、データとAIの活用によって、小売業は、ここ数年で大きく変化した。
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