「RPAを導入したものの、なかなか成果が出ない」とはなっていないだろうか。リクルートグループでRPA導入を進めるリクルートコミュニケーションズの小路聡氏にRPA成功のコツを聞いた。
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昨今、働き方改革や業務効率化の観点からRPA(Robotics Process Automation)への注目度が高まっており、本格的に導入を進める企業が増えつつある。一方で、RPAを導入したものの期待していた効果が上がらず、成功しているとは言いがたい企業もあるのが実情だ。そうした中リクルートグループでは、RPAに置換可能なオペレーション業務のうち2割超に既に導入し、従業員の生産性向上の寄与に成功している。
そうした中リクルートグループでは、RPAに置換可能なオペレーション業務のうち2割超に既に導入し、従業員の生産性向上の寄与に成功している。
同社でRPA(Robotics Process Automation)の導入が始まったのは、2015年10月。導入プロジェクトを立ち上げたのは、リクルートコミュニケーションズ サービスサイエンス事業局 プロダクトイノベーション推進1部 プロセスオートメーション推進グループ マネジャーの小路聡氏だ。小路氏は、RPAの推進のコツを次のように話す。
「RPAの導入に失敗しているケースは、RPAを導入すること自体が目的になっているのではないか。トップダウン指示によって、目的がはっきりしない状態で導入を進める企業の例も聞くが、まずはRPAを導入すべき業務なのかどうかを見極める『業務設計』の思想が重要だ」
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