AIで企業ブランドの不正利用を検知、日立製作所がサービスを提供開始

日立製作所は、企業ブランドが不正利用されているWebサイトを自動検知するサービスを提供する。企業名やロゴを悪用した不正アプリや、機密情報の漏えいなどを検知する。

» 2019年09月13日 11時00分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は2019年9月12日、「ブランドモニタリングサービス」の提供を同年10月1日に開始すると発表した。

 同サービスは、人工知能(AI)技術を活用して企業のWebサイトの価値向上を支援するもので、(1)企業名やロゴを悪用した不正アプリの検知、(2)企業のWebサイトでの適正なブランド管理、(3)機密情報の漏えい検知という3つのサービスを提供する。いずれのサービスも、価格は個別に見積もる。

「ブランドモニタリングサービス」が提供する3サービス(出典:日立製作所)

 1つ目の「無許諾スマートフォンアプリ検知サービス」は、Google PlayとApp Storeを対象に、企業名やロゴを不正利用しているアプリを検知して、定期レポートを提供するサービス。AIを活用した画像認識によってストア内のアプリ情報からアイコンや説明画面を識別し、顧客企業が持つオリジナルのアプリと類似性の高いものを網羅的に検出する。

 同サービスは、通常のテキスト検索では発見できないような、画像内に組み込まれた企業名やロゴなども検知。一般性の高い名称に関しては、テキスト認識AIによって意味を判別し、関連性のないアプリを除外する。

AIで、違反Webページが修正されるまでトラッキング

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