DDoS攻撃に新しい手口 WSDプロトコルの悪用で増幅率153倍も

Akamaiの調査の結果、インターネットに接続されたデバイスのWSD実装の悪用によって、最大で15300%の増幅率を達成できることが分かった。

» 2019年09月19日 10時41分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Akamai Technologies(以下、Akamai)は2019年9月18日、「WS-Discovery」 (WSD)と呼ばれるプロトコルを悪用して攻撃の規模を増幅させる、新手の分散型サービス妨害(DDoS)攻撃の手口を発見したと伝えた。

新たなDDoS攻撃の手法を報じるAkamai Akamaiは新たなDDoS攻撃手法の発見を報じた(出典:Akamai)

 WSDを悪用する手口は、Akamaiの顧客の中の1社を標的にして実行され、Akamaiはこの攻撃を通じてWSD攻撃の仕組みを分析した。この攻撃はゲーム業界を標的としたもので、ピーク時の帯域幅は35Gbpsに達したという。

「すぐにでも悪用可能、セキュリティより利便性が優先された」

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