アンチドーピング機関狙うサイバー攻撃、東京五輪控え急増

Microsoftによると、一連の攻撃には「Strontium」と呼ばれるサイバー犯罪集団が関与している。同集団はロシアの関与が指摘されていた。

» 2019年10月30日 10時09分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Microsoftは2019年10月28日、東京2020オリンピック・パラリンピックを前に、全世界のアンチドーピング機関やスポーツ団体を狙ったサイバー攻撃が急増していると報告した。一連の攻撃には、「Strontium」(別名Fancy Bear、APT28)と呼ばれるサイバー犯罪集団が関与したとしている。

 Strontiumはロシアの関与が指摘されるサイバー犯罪集団で、過去にも世界アンチドーピング機関(WADA)から情報を流出させたと伝えられていた。

WADAを標的にしたサイバー攻撃について報じたMicrosoftのブログ。同社は、Microsoft Threat Intelligence Centerが今回の攻撃を追跡したと明らかにした。

ロシア関連の疑惑が引き金に? 過去にも繰り返された攻撃の手口とは

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