情報銀行ビジネスの展開目指す、TISがレストラン推奨の実証実験

TISは、PDS(Personal Data Store)を活用したレストランに関するレコメンド高度化の実証実験を実施する。「生活者が個人情報を提供して、それに見合った利益を受けられるモデル」を評価し、情報銀行ビジネスの展開を目指す。

» 2019年11月25日 10時53分 公開
[ITmedia]

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 TISは2019年11〜12月までの2カ月間、デジタルガレージやクレディセゾンと共同で、PDS(Personal Data Store)を活用したレストランのレコメンド機能を高度化する実証実験を実施する。個人情報の提供が、ユーザーに対するサービス向上につながるかどうかを検証するという。

 PDSとは、個人に関連したデータ(個人情報)を蓄積したり、管理したりするための仕組み。今回の実証実験は「生活者が個人情報を提供し、それに見合った利益を受けられる」評価モデルを検証する。TISは、今後同モデルを洗練させることでPDSの効果的な活用方法を提案するとしている。

 今回の実証実験はクレディセゾンの社員を対象に実施する。専用のアプリを活用し「レストランに実際に来店したか」「食べた結果の評価がどうだったか」といった体験の質をPDSで管理する。TISは「個人情報を個人主導で管理できるPDSを活用することで、サービス提供側はユーザーそれぞれの嗜好に合ったレストランを勧められる」としている。

食事の栄養バランスも考慮――各消費者に合わせたレコメンドの仕組みは

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