AI分析で建物管理を最適化する「鹿島スマートBM」 省エネルギー化や故障の早期検知も支援――鹿島建設が提供開始

鹿島建設、鹿島建物総合管理は、日本マイクロソフトとの協業のもと、AIを活用した建物管理プラットフォーム「鹿島スマートBM」の提供を開始した。建物の稼働状況に関するデータをAIで分析し、運用管理を最適化する。設備の最適な調整、省エネルギー化、異常の早期検知などを支援する。

» 2019年12月06日 10時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 鹿島建設と鹿島建物総合管理(以下、鹿島および鹿島建物)は2019年12月4日、日本マイクロソフトと連携し、建物管理プラットフォーム「鹿島スマートBM(Kajima Smart Building Management)」を開発し、サービス提供を開始したと発表した。

Photo 「鹿島スマートBM」のシステム構成

 鹿島スマートBMは、空調や照明などの稼働状況、温度や照度などの室内環境、エネルギー消費量などの建物に関するデータを、IoTを活用してクラウドに蓄積してAIで分析することで、設備の最適調整や省エネルギー支援によるランニングコストの削減、機器の異常や故障の早期把握などを行う。

 これまでに国内約60件の既存建物に適用済みで、2019年度中に累計100件の本格適用を目標に掲げている。

建物データのAI分析で最適な建物管理サービスを提供

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ