AI活用のPoCから定着まで 日立が継続的な改善をサポート開始

日立は「AI導入・運用支援サービス」の提供を開始する。DXに関するノウハウや知見を生かし、業務でのAI適用を前提とした企画検討からPoCの実施、導入、運用、改善までを一貫して支援するという。

» 2020年01月28日 12時37分 公開
[ITmedia]

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 株式会社日立製作所(以下、日立)は2020年1月27日、日立コンサルティングと連携して業務システムへの人工知能(AI)導入や継続的な運用、改善を支援する「AI導入・運用支援サービス」を発表した。

 同サービスは、業務システムへのAI適用の検討段階や導入後の継続的な運用、改善を、AIの出力根拠の確認に有効なXAI(Explainable AI:AIを説明するための技術)を活用して支援するサービス。

 AIの適用業務は、最近になって需要予測や品質管理、リスク管理などへ急速に広がってきた。一方、AIが出力する予測や判断の根拠を現場が理解しにいために、重要な判断を伴う業務への活用が難しくなってしまう場合があるという。

 こうした事態を防ごうと、同サービスは、日立が提供するデジタル技術を活用したソリューションサービス「Lumada」のユースケースや、日立と日立コンサルティングがこれまで蓄えてきたデジタルトランスフォーメーション(DX)に関するノウハウや知見を生かすという。これにより、業務へのAI適用を前提とした企画検討からPoC(Proof of Concept:概念実証)の実施、導入、運用、改善までを一貫して支援する。

現場にAIをどう安全に定着させるか――サービスを支える3つの柱とは

「AI導入・運用支援サービス」の概要(出典:日立)

 日立によれば、同サービスの具体的な内容は次の3つだ。

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