日本IBMらがトラスコ中山の基幹システムを刷新、DXに向けてSAP S/4HANAを採用

日本IBMとSAPジャパン、野村総合研究所は、トラスコ中山の基幹システムをリニューアルした。単純にシステムを入れ替えるだけでなく、顧客の利便性向上や事業成長に向けたサービス強化も目指し「SAP S/4HANA」を採用した。

» 2020年03月05日 09時41分 公開
[ITmedia]

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 日本IBMとSAPジャパン、野村総合研究所(NRI)は2020年3月4日、機械工具卸売商社トラスコ中山の基幹システムを、「SAP S/4HANA」を採用して刷新したと発表した。日本IBMがプロジェクトを推進し、NRIは営業や物流業務の支援に向けたリアルタイム情報基盤の機能を拡張した。トラスコ中山は、刷新した基幹システムによってデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するとしている。

新機能開発における各社の役割 新機能開発における各社の役割(出典:SAP Japan)

 トラスコ中山はこれまで利用していた基幹システムと情報分析システムがサポート期限を迎えるに当たって、単純にシステムを入れ替えるだけでなく、顧客の利便性向上や事業成長に向けたサービス強化を目指した。そこで日本IBMがコンサルティングから要件定義、システム構築まで担ったという。

トラスコ中山が基幹システムを大幅刷新してDXに挑む、具体的には?

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