アルゴリズムを解析して独自ドメインの登録を阻止、マイクロソフトがボットネット「Necurs」の撲滅に乗り出す

マイクロソフトは、ボットネット「Necurs」の撲滅に向けた法的・技術的手段に乗り出した。Necursが作成を試みる独自ドメインの登録阻止に加え、Necursボットネット関連のマルウェアを排除できるよう取り組む。

» 2020年03月12日 13時34分 公開
[ITmedia]

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 マイクロソフトは2020年3月11日、ボットネット「Necurs」の撲滅に向けた法的・技術的手段に乗り出したと発表した。世界35カ国のパートナー企業や組織と共同で実施する。サイバー犯罪者がNecursのインフラを使用してサイバー攻撃を実行できないようにする。

SS (出典:マイクロソフト)

 2020年3月5日、ニューヨーク東部地区連邦地方裁判所はマイクロソフトに対して、Necursが被害者のコンピュータを感染させるために利用している米国のインフラを制御できるよう命令を発した。マイクロソフトはこの措置を受けて、Necursが新ドメインを生成しているアルゴリズムを解析し、今後25カ月間にNecursが作成すると考えられる600万以上の独自ドメインを正確に予測したという。

Necursネットボット、過去の被害や具体的な対策とは?

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