SlackがMicrosoft Teamsと連携、SlackからTeamsのビデオ会議を開始可能に

SlackはオンラインセミナーでSlackがMicrosoft Teamsと連携を発表した。

» 2020年04月02日 15時30分 公開

 Slackは4月1日(日本時間4月2日未明)にオンラインセミナーを開催し、新機能としてMicrosoft Teamsと連携するSlackアプリ「Microsoft Teams Calls」の提供を明らかにしました。

 Microsoft Teams Callsは、SlackからMicrosoft Teamsのビデオ会議を開始できる機能を提供します。Slack上で複数のメンバーを選択し、ビデオ会議を設定、そのままビデオ会議が開始されます。

 Slackの電話ボタンのデフォルト設定をMicrosoft Teamsに設定することも可能。

 Microsoft Teams CallsはSlack App Directoryでβ版が公開されており、誰でも利用できます。

 Slackはまた、SlackからIP電話をかける機能の提供も明らかにしました。具体的には、SlackからZoom、Cisco Jabber、RingCentral、DialpadのIP電話プロバイダーのサービスを直接呼び出すことで、電話番号を持つ相手との通話をSlackから行えるようになります。

 Slackは単なる人間同士のチャットツールではなく、人間やbotやさまざまな業務アプリケーションをテキストチャットによって統合するプラットフォームになろうとしています。競合であるMicrosoft TeamsやIP電話との連携は、そうした同社のプラットフォーム戦略に沿ったものだといえます。

 下記はオンラインセミナーの録画。約34分です。

 この記事は、新野淳一氏のブログ「Publickey」の記事「SlackがMicrosoft Teamsと連携。SlackからTeamsのビデオ会議を開始可能に。SlackからIP電話もかけられるように」を許可を得た上で転載、編集しています。


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