医療機関や学術機関を狙うサイバー攻撃が多発、米英が警戒呼びかけ個人情報や知的財産、COVID-19の研究に関する機密データ狙いか

新型コロナウイルス流行への対応に当たる医療機関や医薬品会社、学術機関などがしつこいAPT攻撃の標的にされている。

» 2020年05月08日 09時48分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)と米国土安全保障省のサイバーセキュリティ機関CISAが2020年5月5日、共同で警戒情報を発令した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応に当たる医療機関や医薬品会社、学術機関、医療研究組織、地方自治体など機関を狙ったサイバー攻撃が多発しているという。

NSCS 警告を発するWebページ(出典:NSCS)

 一連の攻撃には、特定の標的を狙って高度な攻撃をしつこく仕掛けるAPT集団が関与しているとされ、個人情報や知的財産、COVID-19の研究に関する機密データが狙われている可能性がある。

既知の脆弱性が悪用されている事例も

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