Chromeが「データやCPUを大量に消費する広告」を非表示に

データやCPUの使用量が上限に達すると、広告枠にエラーページを表示する

» 2020年05月15日 11時39分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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しきい値を超えると広告枠にエラー画像が表示、ユーザーにはリソース消費が過剰だったことが通知される しきい値を超えると広告枠にエラー画像を表示、ユーザーにはリソース消費が過剰だったことが通知される(出典:Google)

 Googleは2020年5月14日、Webブラウザの「Chrome」から迷惑な広告を締め出してユーザーの使い勝手向上を図る一環として、Chromeに表示される広告のリソースを制限すると発表した。

 Googleの「Chromium Blog」によると、一部の広告がユーザーの知らないうちに、バッテリーやネットワークデータなどのリソースを大量に消費していることが最近になって判明した。その原因は、仮想通貨のマイニングやプログラミングの不備、ネットワーク利用が最適化されていないことなどにあった。

 こうした広告はバッテリーを消耗させ、ネットワークを飽和状態にし、ユーザーの金銭的な負担を増加させる。そこでユーザーをこうした広告から守り、Webの使い勝手を向上させるために、Chromeの広告が利用できるリソースを制限することにしたという。

わずか0.3%の広告が多大なリソースを消費していた

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