2020年の企業IT市場、駆け込み需要で思わぬ好調 ニューノーマルでどう変わるか IDC

IDC Japanは国内のエンタープライズIT市場予測を発表した。2019年の市場規模は、対前年比4.4%増の10兆8190億円。2020年は10兆8357億円の見込み。2019〜2024年の年間平均成長率は3.4%で、2024年の市場規模は12兆7665億円になると予測する。

» 2020年05月15日 12時52分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年5月14日、国内のエンタープライズIT市場予測を発表した。予測に当たっては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を考慮した。

 今回の予測は、IDCが2020年3月までに収集した情報を基にしている。同社によれば、2019年の市場規模は、対前年比4.4%増の10兆8190億円。企業の業績は好調で、システムの刷新や更新、ビジネス強化のための新規投資がけん引した。「Windows Server 2008」のサポート終了や消費増税前の駆け込み、元号改正対応、消費税率変更対応などの特需も貢献した。

COVID-19がもたらす“ニューノーマル” 企業のIT消費はどう変わるか

国内エンタープライズIT市場クラウド関連売上額予測(2019年〜2024年)(出典:IDC Japan)

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