Apple、macOS Catalinaなどのセキュリティ情報を公開

「iOS13.5」で報告のあったメールアプリの脆弱性にも対処した。

» 2020年05月28日 11時35分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Appleは2020年5月26日、「macOS」や「Safari」、「Windows」に向けた「iCloud」や「iTunes」のアップデートに関するセキュリティ情報を公開した。併せて先にリリースした「iOS 13.5」などのセキュリティ情報を公開し、同年4月に報告のあったメールアプリの脆弱(ぜいじゃく)性に対処したことを確認した。

セキュリティ情報を公開するAppleのWebサイト セキュリティ情報を公開するAppleのWebサイト(出典:Apple)

 macOSに向けては、「macOS Catalina 10.15.5」と、「macOS Mojave」(10.14.6)および「macOS High Sierra」(10.13.6)向けの「セキュリティアップデート2020-003」が公開された。細工を施した画像や音声ファイルを使って任意のコードを実行される可能性がある問題や、「AirDrop」をサービス妨害攻撃(DoS)に利用されるおそれがある問題など、48件の脆弱性が修正されている。

 iOS標準のメールアプリに存在する脆弱性は、2020年4月に米国のセキュリティ企業のZecOpsが報じていたもの。同社は「メールを受信しただけで悪用される恐れがある」と指摘し、日本を含む世界の大手企業や要人を狙った攻撃を検出したと報告していた。

iOS標準メールアプリの脆弱性にも対処、対象機種は?

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