iOSやmacOSなどのセキュリティアップデート公開、脱獄ツールで利用の脆弱性を修正

最新バージョンのOSリリース後すぐに公開されていた、脱獄ツール「Unc0ver」が狙う脆弱性を修正した。

» 2020年06月02日 09時28分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Appleは2020年6月1日、iOSやmacOSなどのセキュリティアップデートを公開し、脱獄ツール「Unc0ver」に利用された脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。

 iPhoneやiPad向けのOSは、バージョン13.5が同年5月20日にリリースされたばかり。しかし同バージョンを狙うUnc0verの最新版が、数日後に公開されていた。

セキュリティ情報を公開するAppleのWebサイト(出典:Apple) セキュリティ情報を公開するAppleのWebサイト(出典:Apple)

 Appleのセキュリティ情報によれば、「iOS 13.5.1」と「iPadOS 13.5.1」では、Unc0verに利用されたカーネルの脆弱性を修正した。この問題を悪用された場合、アプリケーションがカーネル特権で任意のコードを実行できてしまう可能性があった。

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