2020年度国内ICT市場予測を更新 対前年比5.3%減も0.8ポイント改善――IDC調査

IDC Japanは、COVID-19の2020年6月時点の状況を考慮した国内ICT市場予測を発表した。同社は、2020年の同市場の成長率を前回の予測から0.8ポイント改善し対前年比5.3%減とし、2020年の市場規模は27兆5927億円と予測した。

» 2020年07月07日 13時30分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年7月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の2020年6月時点の状況を考慮した国内ICT(Information and Communication Technology)市場予測アップデートを発表した。

 IDCは2020年の同市場成長率を、2020年5月7日に発表した前回の予測から0.8ポイント改善させ対前年比5.3%減とし、2020年の市場規模は27兆5927億円と予測した。本予測は、緊急事態宣言解除以降の、経済活動と感染予防の両立を目指した世論の動きを考慮している。ただし同社は、国内で再びCOVID-19拡大の懸念が高まっていると指摘し、状況によっては同市場の予測を大きく見直すという。

 同社は今回の予測について、COVID-19が国内外で2020年前半に抑制され、局地的な感染被害はあるものの順調に経済活動が正常化し、景気対策の一環として政府がICTに投資することを前提に作成したとしている。

製品セグメント別の市場成長率、下方修正された市場は?

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