AmazonのAlexaに脆弱性、修正もスマートデバイス経由の個人情報流出に警鐘個人情報漏えいにつながる恐れも

Amazonは問題を修正。「IoTデバイスは本質的に脆弱で、適切なセキュリティ対策が欠如していることから、攻撃の格好の標的になる」と、セキュリティ企業は警鐘を鳴らしている。

» 2020年08月14日 09時35分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 セキュリティ企業のCheck Point Software Technologies(以下、Check Point)は2020年8月13日、Amazon.com(以下、Amazon)の音声アシスタント「Amazon Alexa」(以下、Alexa)に、ユーザー情報の流出につながる脆弱(ぜいじゃく)性が見つかったと発表した。脆弱性は既に修正済みだが、Check Pointはスマートホームで使われるIoTデバイスについて、セキュリティ対策の重要性を訴えている。

Alexaに見つかった脆弱性について、Check Pointは攻撃のデモンストレーションを使って解説。同社はAmazonに同問題を報告し、修正されたことを確認したという(出典:Check Point)

 Alexaはユーザーの音声コマンドを認識し、スマートデバイスで音楽の再生やアラームの設定といった操作を可能にする仮想AIアシスタント。ユーザーがAlexaに「スキル」と呼ばれるアプリをインストールすれば、他社が開発した機能を付け加えることもできる。

Amazonは脆弱性を修正 悪用されればユーザーの個人情報や音声履歴漏えいの恐れも

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