金融機関の本人確認を代行 LINE Payが2021年にサービス開始へ口座悪用防止やペーパレス化を支援

LINE Payは、銀行口座保有者の本人確認を「LINE」で可能にするサービスを提供する。金融機関の継続的な顧客管理を目的とする。今後は、金融以外の領域におけるさまざまな認証や簡単な申請、来店予約などに応用する。

» 2020年10月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 LINE Payは2020年10月6日、銀行口座保有者の本人確認を「LINE」で可能にするサービスを提供すると発表した。金融機関向けに、継続的な顧客管理を支援する。サービスの開始は、2021年夏ごろを予定している。

 金融機関は、金融口座悪用対策の一環として、銀行口座の利用者が本人であることを定期的に確認する必要がある。

 LINEPayによると、こうした手続きは、金融機関と顧客が郵送物をやりとりして進める形が一般的だ。そのため、郵送物の制作や配送などの費用が金融機関にとって負担になっているという。また、こうした郵送物が開封、返送されにくいという問題もある。銀行口座の利用者にとっては、書類の記入や返送といった対応が煩わしいためだ。

LINEのトーク画面内で本人確認 なりすまし犯罪にも対応可能

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