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» 2020年10月13日 07時00分 公開

半径300メートルのIT:データ管理はシーンに合わせて 筆者が自宅のRAID1をやめた理由 (1/2)

皆さんはデータ管理をどのように運用していますか。中には大容量のクラウドストレージサービスを契約する組織もあるかもしれません。しかしそれはオーバースペックかも。筆者のデータ管理方法を紹介します。

[宮田健,ITmedia]

 Googleが2020年10月6日、「G Suite」の名称を変更し、新たなブランド「Google Workspace」を発表しました。いまだに私は、G Suiteと聞くと「Google Apps」を思い浮かべてしまいますが、また脳内回路を組み替えなければなりません。

 さて今回のリブランドにおける注目ポイントですが、無制限のストレージが使用できなくなったことでしょう。クラウドストレージと無制限の相性は非常に悪く「無制限」とうたったサービスがプランを変更したり、サービスを終了したりする例は枚挙にいとまがありません。ある意味、サービス運営側自らがクラウドの信頼を失わせているともいえます。

 無制限のストレージ利用ができなくなったいま、Google Workspaceユーザーは、クラウドストレージ以外の選択肢を採用する必要があります。私は、自宅にネットワークストレージ(NAS)を構築し、運用していますがその構成を変えてみました。NASの冗長性を確保するために利用していたRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)をやめたのです。

シーンに合わせたデータ管理を考える

 大容量のデータを待避して安全に保管したい場合、PCに搭載されたSSDや外付けHDDを利用するというのが一般的でしょう。

 一方で外付けHDDは個人のデータを保存する用途で使われることが多く、複数のメンバーとのデータの共有には向きません。データの共有を実現したい場合は、ファイルサーバとしてNASを利用するほうが良いでしょう。いまではNASも非常に安価になりました。

 ファイルを保存するHDDは消耗品です。この前提で考えると、同容量のHDDを2つ以上用意し、同じデータを書き込むことで「1つが壊れても運用を継続できる」というバックアップの仕組みを構築したいところです。この仕組みを、RAID1(ミラーリング)と呼びます。RAIDには大きく分けて0〜6までの7種類の方式がありますが、ここでは詳細を省きます。

 小さな組織やSOHOなら、6TB程度のHDD2台で構築したRAID1のNASで十分運用が可能です。

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