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» 2020年10月20日 07時00分 公開

半径300メートルのIT:マイナンバーカードでパスワードを使い回しがてら、ちょっと実験してみた (1/2)

「パスワードの使いまわしは危険」と思い込んでいないでしょうか。時と場合によってはそうとも限りません。マイナンバーカードのパスワードを“使い回し”にしてみました。

[宮田健,ITmedia]

 政府のデジタル化推進施策の鍵ともいえるマイナンバーカードですが、強力な本人認証の手段である一方で、その普及率は決して高いとはいえません。こうした課題を解決するため早ければ2026年にもマイナンバーカードと運転免許証を一体化する方向で政府内の調整が進んでいます。

 マイナンバーカードを持つに当たり、セキュリティが気になる方もいることでしょう。マイナンバーカードには3つのパスワードが存在します。これらのパスワードは、いずれもマイナンバーカード用のスマートフォンアプリ「マイナポータル」で変更が可能です。今回は、私が従来それぞれ別のものを設定していたこの3つのパスワードを“使い回し”にした理由を説明します。

パスワード変更で“実験”してみる

 マイナンバーカードのパスワードは、マイナポータルで非常に簡単に変更できます。マイナポータルのTOP画面から「パスワード変更」を選び、3つのパスワードのうち変更したいものを選択します。現在のパスワードと変更したいパスワードを入力し、マイナンバーカードをスマートフォンから読み取るだけで変更が完了します。

パスワードはスマホで簡単に変更可能

 私は、上記の手順でパスワードを変更し、数字4桁を設定する「利用者証明用電子証明書」と「券面事項入力補助用」のパスワードで使い回しできるようになりました。「署名用電子証明書」は、上記2つと異なる文字列を入力しなければならないため変更していません。これでパスワードに迷うこともなくなるはずです。

マイナンバーカードのパスワードは、使い回してもいい?

 パスワードの使い回しが、セキュリティ面において高いリスクを持つことは周知の事実でしょう。しかし、今回あえてパスワードを使い回したのには理由があります。

 一つは、マイナンバーカードのパスワードの入力回数が限られているためです。一定の回数パスワードを間違えるとロックがかかり、市役所などの窓口に行かなければロックを解除できなくなります。パスワードをロックされないよう、覚えやすくするというのは理にかなっているはずです。

 もう一つは、4桁のパスワードは、そもそも“二要素認証”の1要素のためです。先ほど挙げたマイナポータルのスクリーンショットの右上に注目してください。

画像の右上に注目
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