Googleの脅威分析チームが、北朝鮮政府に支援されているとみられるサイバー犯罪者が偽のセキュリティ企業をでっち上げたようだと発表した。セキュリティ研究者をだますための偽のサイトだとGoogleは分析している。
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サイバー犯罪者は、被害者の目を欺くために自らがセキュリティ企業であったりセキュリティ研究者であるかのように振る舞うことがある。「まさかセキュリティ企業をうたう組織がサイバー犯罪グループであるとは考えないだろう」という心理を利用するもので、実際にはそうした行動が確認されている。
Googleは2021年3月31日(現地時間)、自社ブログにおいて、同社の脅威分析グループ(TAG:Threat Analysis Group)が「SecuriElite」と呼ばれる偽のセキュリティ企業を発見したと伝えた。この会社はトルコに本社を置くセキュリティ企業とされているが、実際には北朝鮮政府が支援する犯罪グループによってでっち上げられた偽の企業だと分析されている。
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