ウーブン・プラネットが米国ベンチャーを買収 自動運転の地図機能を強化

ウーブン・プラネット・ホールディングスは、CARMERAを買収する。高精度地図の開発においてCARMERAの技術を活用する背景と狙いは。

» 2021年07月19日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 トヨタ自動車の子会社で、自動運転技術を開発するウーブン・プラネット・ホールディングス(以下、ウーブン・プラネット)は2021年7月15日、米国のCARMERAを買収すると発表した。

 CARMERAは、自動運転に向けた高精度地図を中心とした次世代道路情報解析を手掛ける。買収完了後はウーブン・プラネットの子会社になり、ウーブン・プラネットの事業会社であるウーブン・アルファの「自動地図生成プラットフォーム」(AMP:Automated Mapping Platform)開発チームと協働する。

CARMERAがトヨタ自動車と共に東京で実施した実証実験の様子(出典:ウーブン・プラネットのプレスリリース)

自動運転技術の実用化へ CARMERA買収の具体的な狙いは

 ウーブン・アルファは自動運転の支援に向けて、道路や車線までを含む世界規模の高精度地図プラットフォームの開発を目指している。同社が手掛けるAMPは、自動運転で重要な高精度地図の生成や更新、提供を実施するクラウドソース型のソフトウェアプラットフォームだ。

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