サイバー攻撃に掛かる費用を知っていますか? 経営者が今読むべきセキュリティ資料半径300メートルのIT

またしても大手企業がサイバー攻撃の被害に遭いました。マルウェアやランサムウェア対策はシステム部門だけの課題ではなく、今や全社的に取り組むべき深刻な経営リスクと言えます。今回は経営者が読むべきセキュリティ資料をまとめました。

» 2021年08月24日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]

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 製粉大手のニップンは2021年8月16日、サーバの不正アクセスを受け、企業情報と個人情報の一部が流出した可能性があると報告しました。

 報告によればサイバー攻撃は、グループの複数のシステムで同時多発的に障害を引き起こし「障害の対象となる情報システムのいずれにおいても、サーバのボリュームもしくはサーバの内部に格納された電子ファイルの大部分に暗号化が施されており、システムの起動そのものが不可能である」とのことです。

 恐らく、外部から何らかの方法で侵入したランサムウェアが、横展開を食い止められずにグループ企業を含めて感染したというのが本件のポイントではないかと考えています。

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