ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2021年」を発表

Gartner「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2021年」を発表した。今回のトレンドとして「信頼の構築」「成長の加速」「変化の形成」を挙げ、それぞれを構成する技術を紹介した。

» 2021年08月25日 07時30分 公開
[ITmedia]

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 Gartnerは2021年8月24日、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2021年」を発表した。競争優位性に影響を与える先進技術として、非代替性トークン(NFT)やソブリン(主権)クラウド、データファブリック、ジェネレーティブAI(人工知能)、コンポーザブルネットワークといった先進技術を挙げた。

 ハイプサイクルは、技術やサービス、関連する方法論、プラクティス、コンセプトなどを表す「キーワード」の認知度や成熟度、採用状況などを視覚的に示したもの。各キーワードが、ビジネス課題の解決や新たな機会の開拓にどの程度関連する可能性があるかを示す。黎明(れいめい)期、「過度な期待」のピーク期、幻滅期、啓蒙活動期、生産性の安定期という5つのフェーズに区切り、各キーワードが時間の経過とともに今後たどる道筋を、時間軸で予測する。

2021年のトレンドを支える3つのポイント「信頼」「成長」「変化」を支える技術とは

 同社は2021年のハイプサイクルのトレンドとして「信頼の構築」「成長の加速」「変化の形成」の3つを取り上げる。同社のフィリップ・ドーソン氏(アナリスト、バイス・プレジデント)は「企業が追跡すべき重要な先進トレンドの他、特に注視すべき技術を、『信頼』『成長』『変化』という3つのテーマを設定して包括的に把握できるようにした」としている。

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