Bluetoothスタックに16個の脆弱性が見つかる 1400以上の製品に影響か

複数の市販製品が搭載するBluetoothプロトコルスタック実装に16個の脆弱性が発見された。これらは総称して「BrakTooth」と呼ばれる。1400以上の製品に影響が及ぶとみられており、各ベンダーの対処も異なるため注意が必要だ。

» 2021年09月06日 07時30分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 シンガポール工科デザイン大学(Singapore University of Technology and Design)の研究者らは2021年8月31日(現地時間)、市販製品のBluetoothプロトコルスタックの実装に16個の新たな脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると明らかにした。少なくとも11のベンダーが関連し、約1400以上の製品が影響を受けるとみられる。これらの脆弱性は「BrakTooth」という総称で知られる。

 BrakToothを悪用されると、任意のコード実行やデバイスのクラッシュ、デッドロックによるサービス運用妨害(DoS:Denial of Service)攻撃などを引き起こされる危険性がある。BrakToothに対するベンダーの対応はさまざまであり、個別の対処が必要だ。

BrakToothの詳細を報じるシンガポール工科デザイン大学のブログ(出典:シンガポール工科デザイン大学のWebサイト)

BrakToothに関連するベンダーは?

 シンガポール工科デザイン大学は、BrakToothの詳細について次のページに掲載している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ