IDCによると、国内ITサービス市場は、2020年に新型コロナウイルス感染症の影響などを受け、前年比2.8%減のマイナス成長となったものの、2021年以降はプラス成長に回帰する見通しだという。
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IDC Japan(以下、IDC)は2021年10月5日、国内ITサービス市場の実績値分析と予測を発表した。
2020年の国内ITサービス市場は、前年比2.8%減の5兆6834億円となった。
マイナス成長の要因は、2019年の成長をけん引した「Windows 7」のサポート終了や消費増税に伴うシステム刷新、元号改正対応、消費税率変更対応など、複数あった特需の反動減に加えて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響が目立った。
商談の停滞や新規プロジェクトの先送り、進行中のプロジェクトの中断や進捗(しんちょく)遅れ、顧客常駐型サービスや自社センター型サービスにおける稼働率の低下や作業の遅延、サプライチェーンの混乱による機器の納品遅延などが生じたことにあるとIDCは分析している。
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