センシンロボティクスとサンフロンティア不動産は、ドローンによる壁面点検を効率化するソフトウェアの開発に着手した。AIによって壁面の異常箇所を自動判別し、調査報告書を自動作成する。
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センシンロボティクスとサンフロンティア不動産は2021年12月9日、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する資本業務提携後の共同プロジェクトとしてドローンによる壁面点検を効率化するソフトウェア開発に着手したと発表した。
ドローンを活用した建物調査は足場やゴンドラを使わない点検方法として注目されるが、従来の調査方法より安価で施設利用者の負担を軽減する一方で、点検後に撮影した膨大な画像データの異常箇所判定や撮影部位の特定、異常部の解析、報告書の作成に膨大な時間がかかることが課題だった。
大型建築物の大規模修繕工事に向けた調査では、報告書が数百ページに及ぶ場合もあり、目視でのチェックや手作業に膨大な工数がかかり、報告書作成が負担となってドローン活用を断念するケースもあった。
サンフロンティア不動産は自社物件を中心にドローンによる壁面撮影を進め、外壁タイルや吹付モルタルなどの壁面を撮影して壁面データを蓄積してきた。
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