DX推進の前にBPR、BPIにどう取り組むか プロセスマイニング活用ポイントと改善施策の方向性プロセスマイニングの基礎知識(2)

BPIやBPR、そしてDXと、さまざまな業務改善や改革に向けたIT施策において「プロセスマイニング」は科学的かつ効果的なアプローチを探る助けとなる。実践の中でどの機能をどう使えばよいか、実践のヒントを解説する。

» 2022年01月20日 10時00分 公開
[松尾順ITmedia]

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 前回は、プロセスマイニングとBPM(Business Process Management)、BPI(Business Process Improvement)、BPR(Business Process Reengineering)およびDX(Digital Transformation)との関係性について概説しました。今回はプロセスマイニングツールが提供するさまざまな機能をどのように活用してビジネス改善・改革に取り組めばいいのか、またDXを推進すべきかについて解説します。

筆者紹介:松尾 順

 松尾順

プロセスマイニング・イニシアティブ代表。プロセスマイニング専門コンサルタント。

マーケティングリサーチ会社、シンクタンク、広告会社、ネットベンチャーなどを経て現職。専門はマーケティングリサーチ、データ分析、ダイレクトマーケティング、CRM、事業開発。現在は「プロセスマイニング」の導入コンサルティングに従事。

著書:『プロセスマイニング活用入門』(白桃書房)、『たちまちわかる!プロセスマイニングの教科書』(Kindle)、『ブランディング戦略』(誠文堂新光社)


BPR、BPR、DXの企業における位置付けはどう違い、どう考えればよいか

 本題に入る前に、まず企業の改善・改革の取り組みにおいて、BPI、BPR、DXがどのように位置付けられるのかを見ておきましょう。下図を基に説明します。

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