IBMは、イノベーションハブ構築を進めるカナダ・ケベック州に量子コンピュータシステム「IBM Quantum System One」を導入する。量子コンピューティング、AI、HPCなどを活用したエネルギー、ライフサイエンス、サステナビリティ分野の研究・開発を支援する。
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米IBMは2022年2月3日(米国時間)、カナダのケベック州政府と、量子コンピューティングの活用に関する連携プロジェクト「Quebec-IBM Discovery Accelerator(ケベック−IBMディスカバリーアクセラレーター)」でパートナーシップを締結したと発表した。
このプロジェクトを通して、ケベック州を量子コンピューティング、AI(人工知能)、半導体、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)に関する研究・開発における主要なテクノロジーハブとして確立することを目指し、エネルギー、ライフサイエンス、サステナビリティー(持続可能性)などの重要分野に取り組む企業/組織のプロジェクトや共創、スキル開発などを支援する。
ケベック州では同日、シャーブルックとブロモントにある産学共創の技術振興地区「Innovation Zones(イノベーションゾーン)」を、州内初のテクノロジーハブ地区に指定すると発表している。
シャーブルックのイノベーションゾーンは量子力学分野、ブロモントのイノベーションゾーンはマイクロエレクトロニクス分野に焦点が置かれており、これらのハイテク産業分野におけるイノベーションや価値創出を目指している。
今回の提携では、ブロモントにあるIBMの事業所に商用量子コンピュータシステム「IBM Quantum System One」を設置し、両イノベーションゾーンでの研究・開発に提供する。
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