スパコンも量子も不要 「組み合わせ最適化問題」を高速で解くDNPの新発表とは?3つのアルゴリズムを活用

大日本印刷は、GPUを使って組み合わせ最適化問題の解を高速で求める「DNPアニーリング・ソフトウェア」を開発した。開発の過程では3つの異なるアルゴリズムを実装した。

» 2021年10月27日 07時15分 公開
[ITmedia]

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 大日本印刷は2021年10月26日、組み合わせ最適化問題の解を高速で求める「DNPアニーリング・ソフトウェア」を開発したと発表した。量子コンピュータやスーパーコンピュータではなく、PCのGPUを利用して処理する。

3つのアルゴリズムを活用、GPUで処理を可能に 今後の活用先は?

 交通経路や生産計画、人員配置などを対象に最適な解を抽出する「組合せ最適化問題」を解くには、高いコンピュータ処理能力が必要だとされる。スーパーコンピュータや量子コンピューティングを使って組み合わせ最適化問題を解くアプローチはこれまで発表されているが、その導入や運用には設備投資や人的リソースが欠かせない点が課題だ。

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