ERP導入失敗事例:たった3カ月で20億円超のムダを生んだ新ERPにCEOがつらい弁明

ERP導入は実に半数以上が失敗に終わっているとする説もあるほど困難なプロジェクトだ。とある企業も四半期で20億円以上の損失を生み出してしまい、決算でCEOが説明する事態になっている。在庫が見えないばかりか追加支出を余儀なくされた原因は。

» 2022年05月09日 08時00分 公開
[Alejandra SalgadoSupply Chain Dive]

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Supply Chain Dive
Mission ProduceのCEOスティーブン・バーナード氏(写真はMission Produceのコーポレートサイトから)

 食品流通を手掛けるMission Produceは、新しいERPシステムの導入に伴う「大きな課題」に直面し、業務上の問題が発生した。

 同社CEOのスティーブン・バーナード氏は第1四半期の決算説明会で「ERP導入時に問題があった」と業績が振るわなかった事情を説明している。

 「手持ちの在庫を正しく把握できず、もうけが出なかったり売り物にならなかったりする品物をムダに移送してしまった」とバーナード氏は説明する。

たった3カ月で20億円超のムダを生む? ERP導入奇譚

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