“CIOは技術だけ見ればいい”は時代遅れ? 2022年に求められる役割CIO Dive

IDGのCIOを対象にした年次調査によれば、CIOの76%が技術に関する意思決定と並行して、セキュリティへの関与が強まると予想している。

» 2022年05月12日 07時00分 公開
[Samantha SchwartzCIO Dive]

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CIO Dive

 IT企業のIDGが、約1000人のIT部門責任者と250人の事業部門関係者を対象に実施した2022年度版年次CIO(最高情報責任者)調査によれば(注1)、CEO(最高経営責任者)が企業のリスク軽減のためにITとデータセキュリティのアップグレードを推進する中、CIO(最高情報責任者)の半数が、2022年にはセキュリティ管理を優先していることが明らかになった。

 特に政府や教育、製造、医療分野のITリーダーにとっては、セキュリティ保護の強化が2022年のビジネスイニシアチブのトップになっており、社会経済的な要因からこれに注力している。

 調査によれば、ITリーダーの大多数(76%)は技術的な主要意思決定者としての役割に加えて、2022年にはセキュリティへの関与が増えると予想している。この傾向は特に政府や医療、製造業のCIOに顕著だ。また、セキュリティとリスク管理のスキルは、CIOに求められるスキルの上位に挙げられている。

CIOがセキュリティを見るとはどういうことか?

 企業の技術スタックを可視化できなければ、CISO(最高情報セキュリティ責任者)のネットワーク防御能力は弱体化する。ソフトウェアの複雑性は、CIOとCISOの最大の課題だ。

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